４．女性も安心して学べる

他人と試合をして勝敗を決めることで自己研鑽を重ねる武道が多い中、合気道には試合がありません。合気道は相手の気に逆らわず、自然な方向へ導くことで相手を倒す武道だからです。合気道において、相手はともに進んでお互いを高めあう仲間なので闘う意味がないのです。

その点では、女性にとって合気道は始めやすい武道であり、他の武道と比較して女性の割合が比較的高いといわれていますが、本当にそうでしょうか。Microsoft Copilotに「武道の男女比率を種目別に教えてください」と尋ねたところ、以下の結果が出ました。

何と、柔道が一番女性率が高くて40%が女性、次いで合気道の35%でした。そういえば、女子柔道の選手が次々とメダルを獲得していましたので納得の結果ですね。

女性が合気道を学ぶことで得られるメリットを以下に挙げてみました。

では、一つ一つ見てまいりましょう。

１．姿勢が美しくなる

大阪あびこ教室では、まず姿勢を整えることから始めます。整った姿勢とはどんなものかを実感していただくために、さまざまな氣のテストを行います。テストを通して姿勢が整ったことができる実感と、

1. ラクであり、
2. 盤石であり、
3. 持続できる姿勢である

という3つの条件が揃い、美しい姿勢が完成します。

２．自己防衛力が身につく

美しい姿勢ができたら颯爽と歩いてみましょう。
美しい姿勢で颯爽と歩くことで気が漲り、視線が定まります。視線が定まると周りの様子がしっかりと把握でき、危険を察知することができます。察知した危険を回避することで身の安全を保つことができます。

犯罪者の目から見た狙いやすい人の特徴とは、視線が定まらず、目的なくフラフラと歩いている人だそうです。逆に、視線を定めて颯爽と歩いている人には手を出せないそうです。

真の護身術とは、狙われたときにどう対処するかを学ぶのではなく、狙われない自分をつくることだと思います。

3．動きがしなやかになる

氣のテストを通して身につけた美しい姿勢には力みがありません。その状態で合気道のお稽古を実践することで、理にかなった自然な体の動かし方が身につきます。力みのない、理にかなった立ち居振る舞いはとても美しく、しなやかになるものです。

４．肌がすべすべになる

合気道のお稽古は、極端に激しいものでも緩すぎるものでもない、程よい有酸素運動のようなものです。力みのない理にかなった動きにより、血行も活発になって程よく汗をかき、カロリーの燃焼効率も上がります。代謝効率も高まることで肌もすべすべキレイになります。

５．スタイルが良くなる

スポーツによっては体の右側だけ、または左側だけに偏って使うものがあります。結果として右腕と左腕の太さが大きく異なり、左右のバランスを崩してしまうことがあります。それに比べて合気道は体を左右均等に鍛えます。右側で投げれば左側で投げ、また右側で受身を取れば左側で受身を取ります。そうすることで体の偏りをなくし、バランスが整いやすくなります。
また、体の一部分だけを鍛えるのではなく、全身をバランス良く鍛えるのでスタイルアップにもつながります。

６．ケガをしにくくなる

合気道は投げたり投げられたりする武道ですから、受身は欠かせません。安全に受身をとるためには体が柔らかくなくてはなりません。体が硬いと受身を取るたびに肩やら肘やら背中やらを畳にぶつけてしまってケガが絶えません。何度も繰り返して受身の稽古をすることで体が柔らかくなり、ケガをしない受身を取ることができるようになります。柔らかくなると同時に、頭のてっぺんから手の指先、足のつま先まで気が行きわたるようになるので、道を歩いていてもちょっとした段差や障害物などに転ぶようなことはなくなります。受身という転ぶ稽古を重ねることで、却って転ばなくなってケガをすることはなくなるのです。
打ち身や捻挫などで腕や足にアザをつくることがなくなれば、着る服も自由に選ぶことができるようになります。

７．心と体が整う

合気道は激しい動きを伴う「動」の稽古もしますが、瞑想や呼吸法など心をしずめるための「静」の稽古も行います。動と静の稽古を併せて行うことで、心身ともにバランスよく整えることができます。呼吸法は体の清浄化、活性化を促進するだけではなく、心がしずまることで冷静さを失うことがなくなります。イライラによるストレスが軽減されることで、食事もおいしく食べられ、夜もぐっすりと眠ることができ、合気道という運動も楽しむことができます。このように「栄養」「休養」「運動」の三大要素が揃うことで健康を保つことができます。

以上、女性が合気道のお稽古をすることで得られるメリットを挙げてみました。

あなたもぜひ合気道を始めてみてください。
お待ちしています。