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合気道と体幹トレーニングで強い身体づくり

合気道に筋力は必要ない?

「合気道には筋力は必要ない」

とよく言われますが、果たしてそうでしょうか。もし筋力がなければ、合気道の稽古どころか、立っていることすらできないのではないでしょうか。ボディビルダーのようなムキムキの筋力は必要ないとしても、自分の体重を支えるくらいの筋力は必要でしょう。多くの方は「力を抜く」ということと「筋力を使わない」ということを混同しているのかもしれません。

力を抜いていても筋力は使っています。といっても、筋肉を意識して体を動かすということはしていません。筋肉を意識して使うと動きがぎこちなくなったり力んだりして、本来の筋力が発揮できないからです。

姿勢を整えリラックスした状態で、理に適った体の動かしかたを実践することで、自分が持っている筋力を十分に生かすことができるのです。

では、どのようにして筋力を鍛えるか。一つは体幹トレーニングです。

体幹とは

体幹とは、首から上・腕・足を除いた胴体部分の筋肉群を指します。体幹を鍛えることで、これらの筋肉が強化され、身体全体のバランスが向上します。

体幹を鍛えるメリットを挙げてみましょう。

  • 良い姿勢を保つことができる
  • 転倒を予防することができる
  • 体の動きがスムーズで効率的になる
  • 腰痛の予防・改善が期待できる
  • 内臓のはたらきが良くなる

では、実際にどのようなトレーニングをするのでしょうか。

プランク

両肘と両足先を立てた状態で、まずは30秒~1分くらいを3セットくらいします。その後、左手と右足を挙げた状態でおこなったり、右手と左足を挙げた状態でおこなったりします。


腹直筋、腹斜筋、腹横筋などの腹筋や、インナーマッスルを鍛えることで体幹を強化します。

ワニ歩き

ワニ歩きのポイントは、お尻を上げずに平行に移動するイメージで足を前に持っていくことです。
肩甲骨や股関節の可動域が広がり、上半身と下半身の連動が構築されます。

背中歩き

背中の筋肉を意識的に動かしながら歩きます。背中の筋肉を動かすことで、次のような効果が期待できます。背中がゆるむことで、それまで動かせていなかった筋肉も連動して動かせるようになります。
また、肩こりや腰痛の予防に、猫背の改善にも役立ちます。

腰割り

腰割りは、立った姿勢から足を左右に開き、ひざを曲げて腰を下ろしてあげるだけの簡単な運動です。 相撲の世界ではおなじみのトレーニングで、「シコ」の基本形となる運動です。

以上、大阪あびこ教室では、特に子供クラスでこのようなトレーニングを行って体幹や筋力を鍛え、合気道の技の強化につなげています。

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