ノート取るな、心に刻め

写真出典:リクルート

「ノート取るな、心に刻め」

今コマーシャルでダウンタウンの松本人志さんが
叫んでいるフレーズですね。

この言葉、僕も賛成です。

なぜなら僕はノートを取るのが苦手だから。

でも心身統一合氣道会には「執務の五原則」というのがありまして、
その中には「逐一メモをとる」という原則があります。

合気道の講習を受けているとき、先生が言われたことを逐一メモを
取ろうと努力したのですが、なかなか上手くいかなくて。

先生の説明を聞いては都度メモっていたのですが、
そのうち追っつかなくなってきます。

「あれ、今何て言われたんだっけ?」

メモを取ることに必死で、次々と進む先生の説明を聞き逃してしまい、
結局他の人に聞き直すことになってしまいます。

でも他の人もノートを取るのに夢中で同じところを聞き逃していたりして。。。

まさか先生に「今何と言われましたか?」なんて言えませんしね。

だからメモを取ることをやめました。

「心に刻め」ですよ。まさに。

20代の頃に読んだ鈴木健二さんの本に「男は20代に何をなすべきか」
というのがありましたが、その中にこのようなことが書かれていました。

私は観光地に行っても写真は撮りません。
心に焼き付けるのです。
その方が写真に残すよりいつまでも心に残りますから。

さすがに正確な文章は覚えていませんが、そんな内容でした。

なるほど。
鈴木健二さんの言われる通りですね。

美しい風景や建物に対してカメラを向けているだけではいい写真は撮れても心に焼き付いているかどうか。

島田紳助さんも似たようなことを言われています。

NSCの生徒さんへ講義しているとき、ノートを取っていた生徒さんに向かって

「メモ取らんとき」
「メモ取ったらあかんのよ」

と言う場面があります。

紳助さんの話を要約するとこんな感じです。

ノートを取るということは脳に記憶することであって
役に立つのはテストやクイズのときだけ。
本当に役に立つものではない。

学生時代に覚えた数学の公式などは今は全く覚えていなくても、
友だちとの思い出は今でも克明に思い出せる。

なぜかというと数学の公式は脳で覚えたものだけど、
友だちとの思い出は心に記憶されたものだから。

心に記憶されたものは忘れることなくその情景が克明に蘇ってくる。
心の引き出しがいくつも開いてその中からチョイスしてトークに活かすことができる。

だからトーク番組の前に何を話そうかと準備をしたことがない。

うーん、すごいですね。
島田紳助さんも心に記憶することを勧めています。

ぼくは鈴木健二さんにも島田紳助さんにも全く及びませんが、
ノート(鈴木健二さんは写真ですが)を取らないという点だけは一致しています。

ぼくの場合は体を動かす合気道に関することですから
「心に記憶する」というより
「体に染み込ませる」
といった感じでしょうか。

といってもやはり忘れてしまうものです。

となれば、
忘れず体に染み込ませるために何度も繰り返してお稽古することが必要になりますね。

「体に染み込ませ」るために
ひたすら稽古を繰り返していきたいと思います。

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