寒中呼吸の行で分かる心のチカラ

私が通っている心身統一合氣道会の本部直轄道場である光心館道場では、
「寒中呼吸の行」という「行」を2月の第一週【2月1日(木)~2月7日(水)】に行っておりました。

寒中呼吸の行って?

寒中呼吸の行とは、文字通り寒い場の中で氣の呼吸法を行うことです。
毎年一番寒くなるこの時期に呼吸の行を行っています。

まぁ寒いといっても道場の中ですから、そんなにひどい寒さではありません。
場所も大阪市北区の天六です。街のど真ん中。
窓を開放したところで凍えるほど寒いわけではありません。
適度に(?)寒い環境です。

その中で1時間ほど呼吸法を行います。

なんで寒いところでやるの?って思うでしょうが、それには一応(?)理由があります。

寒さをこらえてガマンすることではありません

よく他の武道でも、お正月に海辺へ行って気合を入れているシーンをテレビで見かけますよね。
その目的はわかりませんが、おそらく寒さの中で気合を入れて心身ともに引き締めようとしているのではないかと思います。

ただ勝手な推測ですが、「ガマン」の要素も入っているのではないかと思います。
(違っていたらスミマセン。。。)

ガマンをするということは苦痛ですし長続きしません。
またリラックスもできないし何より心が静まらない

それに「ガマン」というものは溜まっていきます。
溜まるということは、いずれ吐き出すときがきます。

吐き出してしまったら元の木阿弥。また一からやり直しです。

吐き出すとは反動が起きるということです。
溜まったものが大きければ大きいほど反動も大きいです。

ダイエットのためにガマンをしながら食事制限を続けていたけど
ガマンにも限界がきて大爆発。
なりふり構わず食べまくってしまって元の体重に戻ってしまった。
ってか、逆に増えたかも。。。

そんな感じです。(例えがいまいちかな。。)

臍下の一点に放り込んでしまう

我々が行っている「寒中呼吸の行」には「ガマン」の要素はありません。
「溜める」ということをせず、すべて「臍下の一点に放り込ん」でしまうのです。
溜めないので反動も起きません。

寒いという事実は変えようがありませんが、
寒さからくるマイナスの思いや言葉(「テンション下がるわ~」とか「寒くてやってられへんわ~」とか)を一点に放り込むことで寒さが気にならないようにしてしまうのです。

さらに呼吸法を行うことで心が静まり、寒いという思いさえ忘れてしまいます。

普段からリラックスをしたり臍下の一点に心を鎮めたりというお稽古をしている我々としては、
少々寒い環境の中にいてもリラックスや臍下の一点をキープできるということをここで実感してみたいのです。

その実感のために「寒中呼吸の行」というものを毎年行っているということですね。

今年の行も昨日で無事終了しました。


ちなみに毎年行っている行事の中で、このイベントよりちょっとシビアなものがあります。

それが「洗心の行」

栃木県の心身統一合氣道会の本部で毎年の初めに行っているイベントです。

栃木って大阪とは比べものにならないくらい寒い!
氷点下になることがフツーという所です。
そこで水をかぶるのです。
まぁ正気の沙汰ではありませんよね。

洗心の行を行う行場です。

目的は二つ。

  1. 前年に起きた良いことも悪いこともすべて水に流して、心を新たに新年を始めましょうということ。
  2. 「そんな寒いところで水をかぶるやなんてムリやわ~」ということでも、心を決めれば案外できてしまうということを実感すること。

私も今年の初めに行ってきました。
気温は氷点下ギリギリくらい。幸い風が吹いていません。ラッキー~

とはいえ大阪よりはるかに寒い栃木の冬の朝。
でも、不思議と寒さが気になりません。
心を決めたからなのか、周りの人たちのテンションの高さに圧倒されてなのか。

氣合いを入れて水をかぶり、洗心の行が無事完了!
カゼを引くどころか、カゼ気味だった体調がウソのように元気になりました。

うーん。
心の持ち方ひとつで結果が大きく変わることを改めて実感した次第です。

改めて
今年もよろしくお願いいたします。

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