左右対称のスポーツと非対称のスポーツ
スポーツによっては体の一部分、または片方だけを重点的に使うものがあります。
例を挙げると野球やバスケットボール、卓球、テニス、サッカーなど。
これらは利き手や利き足を中心に動く左右非対称のスポーツですね。
選手たちは練習時には利き手(利き足)ではない方でもトレーニングをしているそうです。
そうしないと左右のバランスが崩れ、ケガのもとになるとか。
一方、左右の関係なく身体全体を鍛えるスポーツとして水泳などが挙げられます。
左右をバランスよく鍛えるために子どものころに習わせることが多いようですね。
合気道は左右均等に鍛える武道
武道においてはどうでしょうか。
柔道や剣道、空手、弓道、薙刀などはいずれも利き手やスタイル(向き)があって左右対称ではありません。
そのため利き手では無い方でもトレーニングをしてバランスを取る必要があります。
とはいえ、現実的にはあまりやっていないことが多いのではないでしょうか。
そこで忘れてはいけないのが合気道。
合気道には左右の偏りがほとんどありません。
右で投げたあとは左でも投げます。受身も同様、右受身のあとは左受身を取ります。
左右均等にバランスよく鍛えるのです。
そのため、身体の偏りが生じにくい武道だといえます。
巷は右利き向けの商品ばかり
何気なく過ごしている日常生活でも片側(特に右側)を使う仕組みになっていますね。
日本人の多くは右利きなので右手の使い勝手が良いように商品は作られていることが多いです。
例えばハサミ。これは右手で切りやすいように作られています。
左利き用のハサミもありますが数少ないですね。
今は数少なくなりましたが、ダイヤル式の電話。これも右手で回すことが前提で作られています。
他にも家電の電源スイッチや自販機の硬貨投入口も右手で操作しやすいように右側に設置されているものがほとんどです。
このように何気なく生活していると右手ばかりを使って左手を使わなくなり、左右のバランスを崩してしまいます。
ちょっと大げさかな?
合気道のすすめ
上にも挙げた通り、合気道は左右均等に鍛えます。
実際の動きはこんな感じです。
いかがでしょう。
左右のバランスが取れた動きですよね。
しかも柔らかい動きなので痛くもないし、しんどくもないです。
適度な有酸素運動を繰り返すことで心地よい疲れと爽快感が残ります。
あなたも一度ためしてみませんか。